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飯香岡八幡宮 御鎮座1350年記念事業特集

飯香岡八幡宮 1350年の歴史と変遷

飯香岡八幡宮のこれまでの歴史や地域の人たちの交流を振り返ってみましょう!

飯香岡八幡宮の歴史

当宮は飯香岡八幡宮として鎮座する以前は六所御影神社と称され、白鳳4年(675年)に上総国の一国一社の八幡宮として創建されました。天平宝字3年(759年)には全国放生の地に鎮座する国府八幡宮と定められ、やがて上総国総社と尊称されるようになります。
山城国(現在の京都)石清水八幡宮の別宮市原八幡宮とも記載が残っており、源氏をはじめ、千葉氏、足利氏、徳川氏など武門の崇敬を厚く受け、歴代将軍より御神輿、社殿など多くの寄進をいただいております。
八幡の地名の由来ともなった鎮守の氏神であり、殖産工業、海上守護、安産子育ての守り神として、現在に至るまで広く人々の信仰を集めています。
鎌倉の鶴岡八幡宮や湯川の富岡八幡宮とともに「関東三岡八幡宮」とも称されます。

 

【御祭神】
主祭神三柱
誉田別命(ほんだわけのみこと)
息長帯姫命(おきながたらしひめのみこと)
玉依姫命(たまよりひめのみこと)

 

相殿七柱
日本武命(やまとたけるのみこと)
足仲彦命(たらしなかつひこのみこと)
経津主命(ふつぬしのみこと)
猿田彦命(さだびこのみこと)
天穂日命(あめのほひのみこと)
中筒男命(なかづつのおのみこと)
事代主命(ことしろぬしのみこと)

 

※飯香岡八幡宮御由緒より抜粋

拝殿内の様子

八幡の平安を祈り続けてきた御神殿

貞享3年(1686年)に寄贈された狛犬

地域と共に歩む歴史

飯香岡八幡宮の歴史の中には地域と共に過ごした数々のエピソードがあります。

かつて市原では、市原、五所、八幡、三つの地区に分かれており、柳楯(やなぎだて)という神様の象徴を順に運ぶ習わしがありました。その後、足利義光公より奉納された御神輿により、地域の人々が担ぎ手として集うようになり、地域の結束に繋がりました。

 

戦時中には、八幡宮が武家の神様であることから、出征の壮行会が行われ、残された家族が八つの八幡様を巡りながら無事を祈る風習もできたといいます。また東日本大震災や能登の震災においても被害に遭われた方たちの無事をお祈りしたり、自然災害への不安を打ち消すためにお参りをされるなど、武家の強さにあやかった信仰が人々の心の支えとなっています。

参拝の様子(昭和20年頃)

お社前に集まる人達(年代不明)

戦時中の写真(年代不明)

令和元年の台風で甚大な被害を受けた際には、地元や市原出身の人々の呼びかけでクラウドファンディングが立ち上がり、多くの寄付が寄せられました。普段は近所の保育園児が散歩に訪れたり、シニアの方の憩いの場ともなっています。

 

いくつもの歴史や困難を、地域の人々と共に乗り越えてきた歴史があります。

平成27年大修理の頃の本殿

令和元年の台風被害

風鈴祭り(8月中旬)

祭事にみる時代の移り変わり

飯香岡八幡宮のお祭りの起源は、市原、五所、八幡の地区に柳楯をお運びする儀式的なものでしたが、足利氏による御神輿の奉納以降、次第に賑やかなお祭りへと変化を遂げます。三宮の御神輿のお飾りが擬宝珠から鳳凰へと豪華に変わったことで、担ぎ手たちの動作も活気を帯び、お祭りそのものが庶民にとって楽しみの場となりました。

地域の人々の情熱と地元愛の強さが過熱した時期もあったといいます。しかし、時代の流れとともに形式も見直され、現在では祭礼とお祭りが別の日に行われるなど、伝統が受け継がれつつも新しい形が模索されています。

秋季大祭(2024年)

 写真上:市原の道中を進む柳楯(年代不明)

写真下:昭和初期のお祭りの様子

文化財(神宝・神木)

本殿(国指定重要文化財)

 

長録3年(1459年)室町幕府第八代将軍

足利義政公の寄進により建立されました。

拝殿(千葉県指定有形文化財)

 

元禄4年(1691年)に建立され江戸時代初期の建築手法により、建築美が伺える作りとなっています。

神輿(千葉県指定有形文化財)

 

15基の神輿の内、中世時代の4基は至徳元年(1384年)に足利義満公に寄進されたものです。

大太刀

(市原市指定有形文化財)

 

天正20年(1592年)徳川家康公より、文禄の役(朝鮮出兵)の武運長久を祈願して寄進された太刀です。

当世具足 十一領

(市原市指定有形文化財)

 

実用的な戦国時代の形式を伝える室町時代から安土桃山、江戸初期に至る甲冑群です。

 

夫婦銀杏

(千葉県指定天然記念物)

 

勅使・桜町季満公が御創建の際に植えたと伝わり、子育て八幡宮の由来ともなった御神木です。樹齢は推定1300年とされています。

逆さ銀杏


石橋山の合戦に敗れた源頼朝公が千葉常胤を訪ねる際、源氏復興を祈願して逆さに植えたとされる御神木です。

御鎮座1350年記念行事

令和7年3月から令和8年3月にかけて様々な式典や事業が行われます。それらについてまとめてみました。

 

【祭典】

令和7年  3月15日 御鎮座1350年奉幣祭

令和7年10月12日 御鎮座1350年記念神幸祭

令和8年  3月15日 御鎮座1350年記念事業終了報告祭

 

そのほかの祭事・イベント

令和7年2月2日   節分祭

令和7年4月20日 市原煮込み祭り

令和7年7月下旬

   ~8月中旬 風鈴祭り、ライトアップイベント

令和7年9月15日 秋季大祭

令和7年11月~   夫婦銀杏ライトアップ

 

事業】(令和6年~令和9年中に実施予定)

神楽殿修理・室町神輿調査修理

御神宝類新調

参道敷石・玉垣傾斜修理

防災井戸整備

 

平澤宮司からのメッセージ

平澤宮司

まず、飯香岡八幡宮御鎮座1350年という長い歴史を支えてくださった氏子崇敬者の皆様に、改めて厚く御礼申し上げます。

 

振り返ってみれば1350年という思いですが、今までも当たり前のようにそこに神社があったように、これからもそうあり続けるようにしていかないといけないと考えています。

地域の方にとっては空気のような存在で、皆さんの生活の中に自然に溶け込んできた飯香岡八幡宮の在り方をこれからも守り続けて参ります。

そして引き続き地域の皆さんの心の支えとなっていければと思っています。

 

今年は1年を通して様々な式典が執り行われます。また、例年の大祭やイベントもより一層華やかなものとなりますので、是非皆様に足を運んでいただけますと幸いでございます。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。