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市原市のイベント特集

大麻草と日本の歴史

更新)

2/7(土) 上総麻産業振興会主催の産業用ヘンプ勉強会へ参加してきました

市原市市民会館 会議棟において、「産業用ヘンプ勉強会 Vol.1『大麻草と日本の歴史』」が開催されました。
会場入口には祭祀や麻布に関するパネル展示、麻袋などが並び、講演前から参加者の関心を集めていました。約60名の申し込みがあり、当日は雪の降る中にもかかわらず大勢の方が来場。歴史や産業の視点から“麻”を学ぼうとする人々の興味と熱意が感じられました。


講演には、皇學館大学の新田教授と、飯香岡八幡宮の平澤宮司が登壇。
麻は日本では衣類や生活用品としてだけでなく、神社において穢れを祓う植物として重用されてきた存在であることが語られました。神社の鈴を鳴らす綱は、神様を呼ぶためではなく、麻の綱に触れることで身を清め、祈りを捧げる意味があるという説明など、大変興味深いお話を伺うことができました。


また、麻は約1万年前から作られており、その歴史は稲作よりも古いとされます。もともとは阿波国(現在の徳島県)を中心に栽培技術が発展し、和歌山を経由して、捕鯨や醤油文化とともに黒潮に乗って千葉へ伝わったという話からは、房総地域と麻の意外なつながりも見えてきました。房総の呼称である「上総」の「総」という字が、麻のよく育つ場所を意味するという解説もあり、地名から歴史を読み解く面白さが伝わります。


一方で、戦後のGHQ施策により麻は全面禁止されかけ、免許制によってかろうじて産業が守られた経緯や、現在は栃木県のみで生産が続いている現状、生産工程の多くが手作業で生産効率が低いことなど、厳しい課題も共有されました。質疑では栽培の認可や制度面に関する質問が相次ぎ、過去の文化を学ぶだけでなく、未来につなぐための議論が交わされる勉強会となりました。

【ギャラリー】

上総麻産業振興会代表理事の山口氏より冒頭のご挨拶

皇學館大 新田教授より、麻産業の歴史と取り組みの講演がありました

飯香岡八幡宮 平澤宮司より、千葉県と麻産業との深い関わりについてお話がありました

麻産業における大変厳しい現状をお話しいただきました

雪にもかかわらず大勢の方が来場されました

皆さん真剣に聴講されていました

様々な麻製品が展示されていました

実物の麻の展示もありました

麻は日常生活にも多数使われていることがわかりました

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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